3月19日 熱田文化小劇場
西・東名古屋支部合同による当日8名のヴァイオリンとチェロの卒業生(このコンサート出演を機に)によるソロ演奏、そして8巻以上の生徒による斉奏が行われました。
今回ソロで出演した生徒は皆幼少より挨拶や楽器の構え方から始まり、毎日のお稽古を繰り返し、今日この日を迎えました。
今日この日演奏した生徒は皆立派に人の心を感動させるまでの演奏をする人間に育っていました。
演奏の質や技術より、音の中にあらわれるその人のありのままの姿を感じさせる演奏でした。
この日を目指して行ってきたわけではなく、クラスの先輩の姿を見て、その演奏を聴いて、毎日繰り返しお稽古をして今日の姿がありました。
「どの子も育つ 人は環境の子なり」という理念に基づいた方法によって人はこのような能力を持つまでに育ちうる姿を70年前のスズキ・メソードを始めた鈴木鎮一は想像していたと思います。
「音にいのちあり 姿なく生きて」という言葉を鈴木先生は残しています。今日の演奏会にいらした方はその姿を音の中に垣間見たと思います。
これから「先生次第、親次第」を卒業して「自分次第」という道を歩いていく彼らを祝福とともに送り出せた演奏会でした。
次に続く生徒たちも皆同じように巣立つことを心より願っています。
おめでとうございました。
次は3月20、21日の支部卒業式だ~!