春の花咲くこの季節、今年もスズキ・メソード東海地区西名古屋支部卒業式が3月21日に行われました。
総勢67名の生徒が各卒業曲を録音提出し、この日の卒業式で発表し、証書を受け取りました。
スズキ・メソードの卒業制度というのは学校の卒業とは違い、曲を進めるにつれ録音提出する課題曲が決まっています。それを録音提出し、担当の指導者に聴いていただきコメントをもらい、励みの言葉と今後の課題を持って次の課題曲を目標にしていく制度です。
前期初等科(ゴセック ガヴォット)から始まり、初等科(バッハ ブーレ)、前期中等科(ヴィヴァルディ 協奏曲イ短調 1楽章)、中等科(ヴィヴァルディ 協奏曲ト短調 1楽章)、前期高等科(コレルリ ラ・フォリア)、高等科(バッハ 協奏曲イ短調 全楽章)、才能教育課程卒業(モーツァルト 協奏曲ニ長調 全楽章)と7段階に分かれており、卒業式では前期中等科と才能教育課程の曲を弦楽伴奏をバックに演奏します。
才能教育課程卒業のその先にも研究科という段階があります。
才能教育課程を卒業した生徒たちも最初はキラキラ星から始まりました。
皆、「どの子も育つ」教育法をレッスンと家庭でのお稽古で実践し、毎日の積み重ねの過程を経て卒業式を迎えます。
中には大人から楽器を初めて、卒業式に出、今も頑張っていらっしゃる方もいます。
来年の卒業式には、今年卒業した生徒含め今年録音をしなかった生徒も課題曲を録音し卒業式に出ているでしょう。
皆の成長が指導者の喜びと励みになります。
おめでとうございました。