久しぶりの更新です。ご無沙汰してました。
本日、大野クラスと合同でグループレッスンを行いました。
下は3歳~上は30代と幅広い年代で皆でワイワイと合奏するのは楽しさもあり緊張感もあり良い機会でした。
下の子は上を見て一緒に交じってお稽古し、上の子は下の子を見て緊張感を持って演奏し、また面倒を見てという”グループで育つ”というスズキの特色をよく感じた一日でした。
合奏の際に大野先生がお話しくださった「環境について」が心に残りました。
北極近くの子供はその極寒の寒さを肌に受けながら育ち寒さに耐えられるようになる、はたまた熱帯で育った子供はその暑さを受けて暑さに耐えられるようになる。それは人間の生理的な育った環境に適応していくということ、鈴木鎮一氏著書の「愛に生きる」の中に出てくる言葉です。
自然環境以外に、人間が作る環境、例えば毎日当たり前のように行っていること、
朝起きて、歯を磨いて、ご飯を食べて、出かけて、学んで、遊んで、帰ってきて、ご飯を食べて、お風呂に入って、歯を磨いて、眠る。
という環境。
これら一つ一つ当たり前すぎて特に考えることもなく過ごしがちだけれど、
これにお稽古を加えてみる。
朝起きて、歯を磨いて、ご飯を食べて、”お稽古して”、出かけて、学んで、遊んで、帰ってきて、”お稽古して”、ご飯を食べて、お風呂に入って、歯を磨いて、眠る。
お稽古が”あたりまえ”になってしまえば何の苦もないわけです。習慣です。
どう取り入れるか、どのように行うかはセンスが光るところです。各自色々なやり方があると思います。
子供にとって環境から与えられるものは計り知れないということからより突き詰めていくと、
レッスンで「先生はこんなこと教えたつもりはないのだがな…。」と言ってもその子の受けた環境の結果が目の前の姿なのだから、何かしら受けたものがあるのです。
それは先生が無意識にしていることだったかもしれません。普段の生活の中にあることだったかもしれません。
恐ろしい話ですがこれが現実です。子供が受け取る力は想像を越えます。
だからと言って何もしないでおくわけにもいかない、だとしたらより良くなるよう努めるのが大人の役割ではないかと思うのです。
まとまらなくなってきたのでこのあたりでやめます。以上今日の合奏を行っての感想でした。
それと最後に、朝は一人で起きられる当たり前の習慣を作れるといいですね。by大野先生より。