先日一宮スポーツ文化センターで伊藤クラス&大野クラス合同合奏会が行われました。
あいにくの雨で、しかもインフルエンザの流行時期と重なり欠席も多数でしたが、リズムから上級生まで参加した生徒たちで楽しく合奏を行しました。
リズムの生徒(幼稚園児)が揃っていたので最初のキラキラ星中心に音のお稽古と右手のリズムを上級生の音を聴きながらレッスンしました。合奏でのリズム生の様子を観察していると、前月はまだしっかり弾けていたなかった子が昨日は弓の持ち方がしっかりできていてハッキリ良い音を出していたので子供の成長とお母様方による家でのお稽古が成果に結びついていると実感しました。また一緒にレッスンしている上級生の音を聴く姿勢もだんだん育ってきたようです。
リズムの生徒は最初の30分ぐらいしか一緒にお稽古できませんので、その後の上級生のレッスンもしっかり席に座って?(あまり騒いでいると雷が落ちる!)聞いていました。上級生の姿は未来の自身の姿です。
上級生も今課題の自分の音を聴く、客観的に演奏を聴くということに取り組み、お互いの演奏を意識しあいながらそれぞれの個性を伸ばしているように見えました。その姿を見て下の子たちは成長するのですね。
よくCDを聴いている生徒は音楽的センスが育ちます。昨日の合奏でとても味のあるヴィヴラートをかけて演奏している大野クラスの生徒がいました。先生曰く特にヴィヴラートを教えていないのにCDを聴いているだけで勝手に覚えてしまった、とのこと。
もちろんCDをただ聴かせればよいのではなく、そこに奏法(演奏の技術)があって初めてそれが表現できるわけです。これは逆の場合もしかり、奏法があってもセンスがなければつまらない演奏になります。
前回の投稿と関連していますので、前回の投稿の資料をご覧になってみてください。
◎日々のお稽古のポイント
(曲の進みに悩んだら)すでに弾ける曲をもっと立派にしてみる。
弾けるようになった前の曲のCDを聴く。
弾けるようになった能力の高さから聞こえてくる大家の演奏の高さを知ることができる。
さて、合奏報告のほかに、2月13日(月)に東海地区主催の「道しるべの会」が開かれます。以前にも何度かご紹介いたしました、日々の家でのお稽古の指針になればと言う思いから発足した集まりです。
講師に名古屋で教えていらっしゃる大ベテランの長谷部直子先生に、家庭でのお稽古のポイント、音楽を通しての子育ての中で大切にしたいこと、過去の家庭でのお稽古の映像を見ながらお話しくださいます。
また、道しるべの会は日々のお稽古の中での悩みや疑問、また子育てに関することもベテランスタッフとお話しいただき(個々での話し合いも可)共有することによって子育ての道しるべになるよう開いています。
まだお越しになられたことが無い方もスズキの会員以外の方でも参加自由ですのでこの機会にぜひお越しください。