3月15日（土）名古屋市西文化小劇場にて尾張支部卒業コンサートが行われました。

卒業コンサートと言っても何かを卒業するわけではなく、教則本（１～１０巻）に設定された録音提出曲を録音し提出した生徒の発表の場であります。

録音提出する曲は、一度弾けるようになったらすぐ録音というわけではなく、繰り返し弾きこみ十分にいい演奏ができるようになったものを録音し提出します。スズキ・メソード本部に提出後、担当の指導者に聞いていただき、その後評価とコメントともに証書が送られてきます。

その録音の演奏をもう一度ステージで発表し、その後の式で証書を授与します。

生徒たちにとってこの卒業録音とは、教本を進めるうえでの目標で、コツコツ積み重ねることで到達でき、そこに到達したときには能力として育っている実感を持つことができるものです。

また、先の曲を卒業演奏した生徒たちにあこがれ、いずれそこに到達できる目標であるという身近な目標としてとらえ、そこに意欲を持ち毎日のおけいこに励むことができます。

スズキ・メソードではこのように子供たちの意欲づくりというものをとても大切に、次の目標に向けおけいこに励み、教室で学ぶ子供たちが皆で高めあっていける環境つくりを根本としてレッスンしています。

今年ステージで発表しなかった生徒も、来年は次の録音曲を目指しステージで演奏できることを指導者一同楽しみにしています。