月別アーカイブ: 2016年4月

チャリティーコンサート出演のお知らせ

20160503

5月3日 中村文化小劇場 14:00開場 14:30開演

熊本での被災された方々のためのチャリティーコンサートに出演させていただきます。

出演者がたくさんいらっしゃるので、どの順番で弾くかはわかりませんが、10分ぐらいの曲をチェロの先生と一緒に弾きます。

無料でお聞きいただけますが、どうぞ義捐金をお願いいたします。

宜しくお願いいたします。

徳行事 報恩講にて演奏

4月17日 徳行事 報恩講にて演奏(伊藤クラス&大野クラス)

徳行寺001 (写真の一部紹)

4月17日に愛知県一宮市起(おこし)の徳行事で行われた報恩講*での演奏写真を会員ページに掲載しました。

*報恩講とは「報恩講は宗祖親鸞聖人のご恩をしのび、そのご苦労を通じて、阿弥陀如来のお救いをあらためて心に深く味わわせていただく法要です。」(真宗教団連合HPより)

 

午前中にグループレッスンとピアノ合わせ、移動して午後より徳行事で演奏でした。

今回徳行事で行われた内容を紹介すると、

・ごあいさつ。皆でお経をあげる。

・子供たちによるヴァイオリン演奏

・浄土真宗の方による腹話術と人形劇「おうさまとおおとり」

 

演奏は上級生からリズムまで皆で演奏(バッハ・無伴奏ソナタ3番よりラルゴ(ピアノ伴奏つき編曲)、バッハ・二つのヴァイオリンのため協奏曲より1楽章、鈴木鎮一・アレグロ、キラキラ星変奏曲など)をし、お越しくださった方とお寺の方々にお聴きいただきました。

演奏後、お菓子をもらい皆でいただきながら人形劇を楽しみました。

今回の人形劇「おうさまとおおとり」は…(間違っていたらごめんなさい)

約束を破らない正直な王様がある日大臣と釣りをしていると、ある村の村長が、村に学校がないので学校を作ってほしいという願いを言いにやってきます。

王様はその願いを聞き入れ学校を作る約束をします。

そこへどこからともなく大きな羽音をたて空から大鳥が舞い降ります。王様を捕まえて飛び立ち、巣に持ち帰り食べようとします。

王様は、命は惜しくはないが学校を作る約束をどうしても果たしたいという願いを大鳥にはなします。

しかし大鳥は今まで何度も騙されてきて何も信じることができません。

ですがどうしてもという王様の心からの願いを聞き入れ、大鳥は7日間だけ待つといい、王様を帰します。

・・・

そして約束どおり7日間で学校を作った王様は大鳥に会いに行きます。

本当にやってきた王様を大鳥はうそをつかない正直な人だと認め、大鳥が王様に最初の友達になってほしいとお願いし、王様はそれを聞き入れ一緒に空に飛び立ち、お話は終わりました。

 

話の中で、

人は必ず寿命が来る、いつ死んでも悔いの無いよう毎日を一生懸命に大切に生きるのだ。

仕返しをしてはならない。それは新たな恨みをつくるから。

などなど。興味深く劇の話を聞いている子供たちの後ろ姿が思い出されます。

面白おかしく、だけれど真面目な話をすっと心に残すような絶妙な話の作りで、聴いている大人たちも楽しめたのではないでしょうか。

また、会場の雰囲気(お寺の中)もさることながら、デジタルではなくアナログで、劇の人形もひとが直接動かしセリフを言う一つ一つが我々の心に響くのだと思います。演奏もそうですね。

人と人とのつながりと尊重がこれからの時代に特に大切だと感じる一日でした。

お越しになられた方々、良い経験ができましたね。

ブライアン・ルイス リサイタル&キャンプ報告

4月1日 ブライアン・ルイス&ローラ・ケネディ リサイタル

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4月2日~4日 ブライアン・ルイス ミュージックキャンプ

1日に行われたリサイタルは昨年に増して、ブライアンの音がより輝いていました。ローラの伴奏も相変わらずキレと反応がよく、今回私は受付ロビーで仕事をしながらスピーカーから流れる音を聴いていたのですが、最後のアンコールのみ袖で聴くことができ、いつもながら感じる心温まるスズキトーンでした。しかし去年に増して大きくなってたな~おなかに抱き着いたら腕が背中に届かないぐらいに♫

リサイタル後、生徒たちのグループレッスンをブライアンが行い(下は3歳のリズム~高校生・大人の上級生)レッスンで生徒たちの音がみるみる変わってくるのを感じられ、指導者として驚嘆と興奮を覚えました。いやーすごいわ。生徒たちもブライアンの子供たちの心理を突いた楽しいレッスンで充実した時間を過ごせたと思います。これはその時間と場を共有できた生徒だけが味わえる醍醐味です。

*ブライアンとローラの経歴は上のプログラムをご覧ください。

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2日目は午前中にマスタークラス、午後からミュージックキャンプが始まりました。マスタークラスも上級生の子が対象でしたが、それぞれよく弾く子たちがさらに伸びるレッスンで、指導者として勉強になり、目からうろこと終始笑いの楽しいレッスンでした。グループレッスンも前日と同様素晴らしかったです。

ミュージックキャンプへは地元神戸のほかに四国、東海、関東、九州から総勢70名ほどが参加しました。今回のキャンプは神戸の船井先生、徳島の大久保先生による主催。講師としてブライアン・ルイス、ピアニストのローラ・ケネディ、徳島の大久保先生、東海地区の林節子先生、大野佳子先生、伊藤達哉先生、がそれぞれ受け持ちのクラスを指導しました。他地区からも先生が応援に駆け付けてくださいました。

宿泊場所は六甲山のYMCA。みなで同じご飯を食べ、同じ屋根の下音楽三昧の3日間でした。

キャンプ2日目の夜はパーティーで、指導者による面白楽しいパフォーマンスを行い、皆で親睦を深めました。

他地区から一堂に集まり、皆が一つのことを一緒に学び、それぞれが共有した時間はかけがえのないものであったと思います。いつも思うことですがこのようなキャンプで(夏期学校含め)子供たちには「環境の子なり」「皆で育ち、育ちあう」ということがいかに大切かと感じました。それはスズキで育った大人たちが与えることができる最大の子供たちへのプレゼントだと思います。与えることができるのは、以前に大人たちもそれを経験し受け取っているからです。それは鈴木先生から受け取りました。

今回の経験を得て、脈々とつながるスズキの流れを次に与えていきたいと思う今日この頃です。

船井先生、そして裏で支えてくださった神戸山手支部のスタッフの方々、本当にありがとうございました。

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