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ブライアン・ルイス ミュージックキャンプ 2019

 今年も4月1日~3日の3日間に渡り兵庫県淡路島にてブライアン・ルイス先生をお呼びしてミュージックキャンプが行われました。*ブライアン・ルイス先生の経歴は過去記事(こちら)を。

 4月ということもありポカポカ陽気かと思いきやまだまだ寒さが残っており、淡路島の桜も3分咲きほど、吹く風も冷たく厚着を用意しておいてよかったと思いました。

 さてキャンプ初日、今年は南は九州~北は関東、初歩から研究科卒業以上の総勢80名の生徒が集まり賑やかに始まりました。ブライアン先生は時差の関係で少しお疲れの様子もありましたがレッスンが始まるといつもの元気な楽しい姿に変わり、今年もキャンプが始まったな~と感慨深かったです。

 ブライアンキャンプのすごいところはたった3日間という短い期間で子供たちの演奏がみるみる変わることです。ブライアン先生は幼少のころ母に連れられて幾度かアメリカから松本に訪れ鈴木先生のレッスンを受けたそうです。その時の鈴木先生の人柄や雰囲気を肌で感じ、それを今の子供たちにブライアン先生を通して伝えてくださっています。多くの日本の先生がブライアン先生から鈴木先生を感じるというのはこの影響があったからだと思います。もちろんそこには人種の違いと文化の違いはあり微妙に伝えるニュアンスが違いますが、本質は同じです。

 全体の合奏ではきらきら星しか弾けない子から上級生まで一緒にレッスンを受けますが、上級生の曲で基本となるリズムや運休はきらきら星に変換して小さな生徒も一緒にレッスンを受けられるよう工夫しています。まだ1巻の生徒も上級生の演奏を間近で聴くことでいずれ弾けるようになるという想像ができ、そして何度も生演奏をきくことで曲を覚えることができます。

 合奏の後は曲目別(レベル別)レッスンで各部屋に分かれて講師の先生方からもっと綿密なレッスンを受けます。レベルが近い子供たち同士お互いの演奏を聴きあい、そして細やかな内容で課題曲の一曲一曲を丁寧に仕上げていきます。

 そんな音楽漬けの3日間もあっという間に終わり、最後は成果発表会、キャンプで学んだ内容をコンサート形式で発表します。緊張もありますが皆学んだ内容を発表し、演奏し終わった後の全体写真撮影の時の晴れ晴れした顔が印象的でした。

 さて、3日間皆で同じ屋根の下同じ釜の飯を食う者、気の合う者同士仲良くなり必然的に友達となります。その中でも大きい子が小さい子の面倒を見たりスズキならではの一つの大家族のような光景が見られました。小学生高学年以上の生徒は親同伴でなくてもよいので、この期間親元離れて自立した生活を行うことにより、ひとつ大切な経験ができたと思います。

 来年も日時は未定ですが開催されることに決まりました。上記のような経験は普段ではなかなか得られない経験です。興味が出た方、次回は行こうと思っている方、まだ迷っている方、ぜひ参加してみてください。
 余談ですが、素敵なロケーションの温泉とおいしい朝ごはんも待っています!

海を見ながら…誰でしょう?
淡路島名産玉ねぎ畑

 

夏期学校~クラス合宿~コンサートに向けて

暑い日が続きますね。体調等気を付けてお過ごしください。

さて、今年も松本市にて第67回 夏期学校が行われました。

スズキ・メソードの毎年の行事の中でも一番熱く、そして濃い行事でもあります。日本全国と海外合わせ参加生徒は約900名、保護者も合わせると3000人がこの期間中(ヴァイオリン・チェロ・フルート 7/31~8/3)松本を訪れることになります。ピアノは7/29~8/1まで。

松本駅からあがたの森まで東に延びる大通り沿いにある才能教育会館・松本市民芸術館・勤労者福祉センター・あがたの森・源池小学校・エクセラン高校など地元の学校や施設を利用させていただいての開催となります。最後のお別れコンサートはキッセイ文化ホールに移動しての演奏となりました。

参加生徒の年齢は、下は2~3歳のヴァイオリンを持ち始めたばかりの子から教本過程を卒業した生徒、高校生や大学生、はたまた大人までと多岐にわたります。その生徒たちがレベル別・曲別に分かれてレッスンを受け、合奏レッスンやアンサンブル・弦楽等の指導を受けます。

最後のお別れコンサートは上記分かれてレッスンを受けていた生徒たちがキッセイ文化ホールのステージ上に全員で立ち、各楽器科別に各レベル別にレッスンしてきた曲を順に発表し、最後は全科で共通の曲からキラキラ星変奏曲までを900名の生徒で演奏しました。その音の波と言ったらものすごい勢いで、子供たちのエネルギーに胸が熱くなります。

我々指導者は各教室の指導担当でもあり、生徒たちが各会場を移動する際の誘導や調弦などの仕事もこなすので、無事最後の曲まで聞くことができるとほっとします。

演奏中の写真撮影は不可だったため、詳細はスズキ・メソードホームページよりご覧ください。後程当日の様子が掲載されます。

また、松本に行かれた際は鈴木鎮一記念館を訪れてみてください。鈴木先生が過ごされた空間に様々な展示物を閲覧することができ、また鈴木先生がヴァイオリンを本格的に始めるきっかけとなったエルマン演奏の貴重なSPレコードを聴くことができます。私も夏期学校の帰りに子供たちを連れて訪れ、鈴木先生の思想をより深く理解することができました。

 

さて、夏のイベントはまだ終わりません。次はクラスコンサートに向けたクラス合宿が控えています。いつもはひるがの高原での開催でしたが、皆が参加しやすいよう地元のお寺の施設をお借りしての開催となります。

クラスコンサートに向けてということですが、クラスコンサートは一人で作るものではなく、皆で作り上げるものだと私は思っています。このコンサートの主役はもちろん生徒一人一人ですが、それぞれがソロで演奏する曲とアンサンブルやグループ演奏もあります。普段の練習は当たり前ですが、連帯感やお互いの尊重の上にこのコンサートが実現することを実感してもらうための合宿でもあります。

勿論それにかかわる保護者の方々の協力なしではできないことですし、それがあって子供たちが生き生きと練習に励むことができ、また我々指導者も力を入れてレッスンすることができます。お互い三角形のような支えあいで出来ています。それがスズキ・メソードの根本でもあり、お互いの育ちあいの場としてこの合宿含めクラスコンサートを実現したいと考えています。

皆が精いっぱいの力と想いを込めた演奏ができるようクラスコンサート開催まで残り2ヶ月弱、指導していきたいと思います。

子供たちの晴れ姿、ぜひご覧ください。

春期活動報告②

続いて今年も行われました Brian Lewis Music Camp in Awaji 2018 の報告です。

ブライアン先生については昨年の記事「Brian Lewis Music Camp in Awaji 2017」 に詳しく書かれていますのでそちらをご覧ください。

今年も絶好の行楽日和のもと、4月1、2日にかけて淡路島でブライアン先生をお呼びしてミュージックキャンプが行われました。

神戸三宮駅からバスで淡路島へ、到着した場所は淡路島の南端、鳴門海峡大橋が見える素敵なロケーションのリゾート施設です。

今年は4月4日に東京両国でグランドコンサートが開催されるため当初予定していた2泊3日の工程では行えず1泊2日となりましたが、短い期間の中でも子供たちはブライアン先生から受けるパワーと子供たち自身のエネルギーで皆とても立派に”音”が育ちました。

ブライアン先生の出す音に生徒自身が反応し、それが皆同じように反応するので音の波となって会場中が鳴り響きます。その音の波が頭の中に残りその想像のまま音を出すので、いつも一人でお稽古しているときに比べ段違いに音がよくなるのは当たり前だといえます。キャンプ後のクラスレッスンでそのような変化がありとても驚きました。

↑全体レッスン風景

また、このようなキャンプのもう一つの目的として、子供同士で成長しあうというのがあります。親元離れ子供だけで参加している生徒たちは同じ部屋に4~5人の年齢の違う子供たちが一緒に寝泊まりし、上の子が下の子の面倒を見て、下の子が上の子の姿にあこがれる、という環境のもと各自で責任を持って期間中過ごします。

とはいえ子供たちだけでは管理しきれないところもあるので、そこは指導者と親の連係プレー、夜更かししそうなときは声をかけたり、朝それぞれの具合を見たりとフォローもありますが。子供たちを信頼するという姿勢が大人にあれば子供たちもそれを感じ取りそれに応えてくれます。それは普段のレッスンの時からもそうであり、このような時だけが特別と言うわけではありませんが。

いずれにしてもこのような場所と環境で経験できる機会はめったにないことです。確かに費用が掛かることですのでおいそれと行くことはできませんが、かけがえのない経験と言う財産を子供たちに与えることができる機会、という考え方もあると思います。それはグランドコンサートや夏期学校も同様です。

また来年もキャンプが行われることに決まりました。ブライアン先生に再開できることを楽しみに日々頑張りたいと思います。

↑成果発表の風景

↑徳島空港でブライアン先生をお迎えして記念写真!

クラス合宿 報告

9月16日・17日にかけ、ひるがの高原で伊藤クラス&大野クラスの合同合宿を行いました。

台風の影響であいにくの雨、そして気温もぐっと下がり上着が必要なほどでしたが、一つ屋根の下、初めて参加した子も何度も参加している子も和気あいあいと楽しく2日間を過ごしました。

合宿初日は、夜にバーベキューとお楽しみの時間を設けてあるので午前中からお稽古。ちょっと早めに家を出て合宿場に集合しお稽古です。

お昼はお宿に戻り各自持ち寄りのお弁当を食べ、午後から夕方までお稽古。小さい子も大きい子もこんなにたくさん練習するのは合宿の時ぐらいでしょうか?

リズムさんも大きい生徒も一緒におけいこ

夕方まで頑張ったお稽古も終わり、その後は各自合宿中の過ごし方などを説明し準備が整ったところで、お待ちかねのバーベキュー!皆よくお稽古を頑張ったのでおなかペコペコで、食材が焼けるそばからなくなっていく…素晴らしい食欲!皆で仲良く分けあっておなかいっぱいです。

焼きそばまだかな~

おなかも満たされたところで次のイベント、夜のお楽しみに用意しておいた花火はあいにくの雨で中止。ですがお母様たちが考えてくださったチーム対抗ゲームで大いに盛り上がりました。豆つかみゲームや伝言ゲーム、最後は曲の名前を絵に描いてそれを当てるゲーム(指導者が絵をかくのですが絵心が…)で楽しい時間を過ごしました。

お米、小豆、大豆、白いんげんの順に高得点。つるつる滑ります

夜は各自部屋に分かれて思い思いの時間を過ごしますが、朝が早かったせいか皆10時過ぎには静かに…。

大人たちは懇親会にて、お稽古の話やお互いの子供の話、先生の昔のころの話などこちらも普段なかなか話せない内容を皆で語り合いました。

 

次の日は台風の動向に注意しながら予定より早めに切り上げることになり、午前中の練習と発表を終えてお昼を食べて解散です。

今回の合宿で4巻以上の生徒は当日配られた楽譜を暗譜して演奏するという課題が与えられました。教本の曲の第2ヴァイオリンより抜粋です。そして最後の発表ではそれぞれの発表したい曲を皆の前で演奏し合宿を終えました。先生たちも演奏しました。ラ・クンパルシータと言う曲ですが、以外にも今の小5の音楽の教科書に載っているのですね。思いもよらない年代がウケていて驚きでした。

吹き戻しというおもちゃを使っての練習

指導者演奏

あっという間の2日間でしたが、今回の合宿を通して生徒同士お互い成長しあい日々のお稽古の励みに、またお母様たちも日々の子育ての共通の話題や悩みなどを、そして普段気付かない子供の姿などをお話しできる良い機会になったと思います。皆でグループを通して育ちあうというスズキの基本に触れることができた合宿だったと思いました。

合宿で準備やお世話をしてくださったお母様方、また送り迎えやお手伝いしてくださったお父様方、無事終えることができありがとうございました。この場を借りてお礼を申し上げます。

 

クラス会員の皆様へ

合宿の写真は会員ページに掲載されています。

 

夏期活動報告②

更新が遅くなりました。

スズキの夏の大イベントの夏期学校を終え、その後の各地区での活動を報告します。

7月の大分に続き、8月は札幌の先輩指導者の合宿に講師としてお招きいただきました。支笏湖のほとりにあるユースホステルでの一泊二日の合宿です。雄大な湖と山々に囲まれた自然豊かな環境で子供たち含め大人たちも音楽に囲まれた充実した2日間を過ごしました。

大分も札幌も北と南で風土は違いますが、みなスズキの子供たちは同じ教材を使い、同じ曲を一緒に弾くことができるということは、昨年バルセロナのスズキの夏期学校に行った際もやはり同じ感覚でしたが言葉を越えた音楽と言う万国共通の言語で通じ合うことの素晴らしさを実感します。

「どの子も育つ」の鈴木先生の言葉を胸に、指導を通してこれからの未来を担う子供たちの生命力に触れた充実した時間でした。山同先生、教室の役員さん、皆さま、お世話になりました。またお会いできる日を楽しみにしております。

 

続いて8月24日に行われた東海グランドコンサートの練習風景です。

11月5日バロー文化ホールで行われる東海グランドコンサートに向け、上級生と弦楽の生徒の練習が行われました。今回はヴァイオリン、チェロ、フルートの各楽器の曲を弦楽伴奏で演奏します。皆普段はおけいこCDを使って練習していますが、弦楽の生伴奏での演奏は初めての体験。緊張しながらもお互いの音を聴きあって一つの音楽に仕上がってきました。

当日まであと2か月、この日の練習と指導の内容を家でのお稽古に生かし、本番当日は素晴らしい演奏ができるよう頑張ってください。

 

 

 

 

夏期活動報告①

8月1日~8月4日まで長野県松本市にてスズキ・メソード夏期学校が行われました。

指導者前日の7月31日に集合し次の日からの開催に向け準備と打ち合わせを行いました。

夏期学校参加者は例年と同じく生徒900人と保護者わせて2000人以上がこの期間中に松本に滞在しました。今年も松本市芸術館主ホールをメインに、あがたの森や近隣の学校の好意で校舎を使用させていただき、各レッスン会場として使わせていただきました。

0~3歳児からリズムの生徒~はては高校生や大学生まで、スズキで学ぶ多くの生徒が夏期学校に集まり、皆でスズキ・メソードという音楽教育(音楽を通して人を育てる全人教)を通して学び育ちあいました。われわれ指導者は、子供たちがいずれ社会に出て、スズキで学んだ経験と培った能力を社会で発揮することを望んでいます。その一つの経験の場として夏期学校があります。

スズキ・メソードの会長として昨年より就任された早野龍吾会長もオープニングであいさつの折にそれを述べられ、会長自身も幼少のころスズキで育った経験から子供たちに交じってヴァイオリンで合奏を楽しんでおられました。

スズキ・メソードも創立70年を超え、親子3世代スズキで育ったという家庭も珍しくなくなりました。これまでの歴史とこれからの歴史のつなぎ役である我々現役の指導者がより一層の発展を願い後世に伝えていくことを強く想う今年の夏期学校でした。

まだ行ったことが無い方は是非来年に!

 

余談ですが、7月中旬に九州は大分県湯布院での合宿にお呼びいただき、学生時代苦楽を共にした現指導者の先生と、ヴァイオリンと音楽に対する姿勢を教えてくださった教本CDで演奏なさっているT先生と、関東の先輩先生とともに同じ宿で子供たちとともに音楽三昧の日々を送れ幸せな時間でした。

大分県湯布院は温泉でも有名ですが、何より目の前の山々と木々がとて力強く、足元からエネルギーが伝わってくるような場所でした。有名な阿蘇山もお隣です。

次は私のクラスの合宿、この経験を私のクラスの生徒にも伝えていきたいと思います。

 

お知らせですが、2018年4月4日両国国技館にてスズキ・メソーグランドコンサートが行われます。

グランドコンサートって何?と言う方はこちらをご覧ください。→グランドコンサートの歴史(マンスリースズキより)

 

Brian Lewis Music Camp in Awaji 2017

4月3~5日にかけて、淡路島にて”ブライアン・ルイス ミュージックキャンプ イン 淡路”が開催されました。

連日天気にも恵まれ、また最高のロケーションにてブライアン先生を中心にレッスンを受ける音楽三昧の3日間を過ごすことができました。指導者も各地区より数名参加し、各自クラス別に指導を行いました。

ブライアン先生は「子供たちに愛情を注ぐ太陽のような存在」だと思います。グループレッスンが始まりブライアン先生が音を出すと皆イキイキと全身をいっぱいに使って演奏します。まだヴァイオリンを持ち始めた初歩の子から上級生まで一緒にレッスンを受けますが、だれも飽きず最後まで楽しく集中してレッスンを受けています。まさにブライアンマジックです。また、指導者も一緒にレッスンを受けますが、我々も本当に楽しくて童心に戻ったような気がしました。

続くクラス別レッスンでは各指導者がクラス別に分かれ、それぞれのクラスの課題曲をレッスンします。ブライアン先生は上級生クラスで、難しい曲を丁寧にそしてアカデミックに指導されていました。また故ドロシー・ディレイ先生のレッスンの思い出をお話しくださり、音楽への向き合い方やヴァイオリンを弾くことはどういうことなのかを伝えてくださいました。

初日と3日目の午前中までこのようなレッスンが続き、最終日の午後、お別れコンサートが行われます。その模様の動画を少しですがアップしました。以下からご覧ください。

お別れコンサート映像

 

演奏後名残惜しくもお別れの時間になり、皆先生を取り囲んでのサイン会。長蛇の列で皆の教本やケースに先生のサインをもらって一言コメントをもらって…今回参加できた生徒たちは素敵な思い出ができましたね。

ブライアン先生は、子供のころ日本の松本に来て鈴木先生のレッスンを受けた際の感動を子供たちに伝えたいと話していました。過去の鈴木先生の子供たちへのレッスン映像にも子供たちが本当に楽しくイキイキと演奏していました。日本発祥のスズキ・メソードが海外にも広まり、海外の先生が鈴木先生のレッスンを受けた経験をもとに日本の生徒をレッスンしている…まさにスズキはグローバルです。次回機会があれば皆さんもぜひ参加して体験してみてください!

最後に、神戸の船井先生はじめスタッフのお母様方には大変お世話になりました。準備も含めこのキャンプを企画してくださり関わってくださった皆さまに感謝申し上げます。

☆ブライアン・ルイス先生プロフィール (スズキ・メソード世界大会より抜粋)

4歳の時にエレノア・アレンの生徒としてヴァイオリンを習い始め、母アリス・ジョイ・ルイスの指示でオタワ・スズキ弦楽プログラムに参加。後に、チベリウス・クラウスナーのもとで学ぶ。2度にわたり日本を訪れ、松本の才能教育研究会で鈴木鎮一先生に師事した。ジュリアード音楽院ではドロシー・ディレイ、川崎雅夫、ヒョー・カンに師事し、音楽の学士号と修士号を取得した。
 若手芸術家の育成に献身的に関わり、世代を代表するヴァイオリン指導者として、いち早く世に知られることになった。自身がヴァイオリン科教授を務めるテキサス大学では、弦楽と教育法のデビッド・アンド・メアリー・ウィントン・グリーン講座を担当。また、ニューヨークのジュリアード音楽院におけるヴァイオリン研究のスターリング=ディレイ・シンポジウム芸術監督、ヒューストンのリバーオークス室内合奏団コンサートマスター、カンザス州のブライアン・ルイス・ヤングアーティストプログラムの芸術監督を務める。テキサス・ピアノ四重奏団の創立メンバーであり、バトラー音楽学校のスターリング優秀ヴァイオリニストシリーズの芸術監督も務める。現イェール音楽学校客員教授。

お泊り合奏会報告  9/24更新

*9/24 写真を追加しました

9/17.18とひるがの高原からまつ荘にてお泊り合奏会を開催しました。

台風近づく中あいにくの天気でしたが、初日はなんとか持ちこたえBBQと花火を無事行うことができました。

次の日は雨が降っていましたが室内でできるチーム対抗ゲームなどをして大いに盛り上がりました。

写真を会員ページに掲載してあるのでご覧ください。

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ブライアン・ルイス リサイタル&キャンプ報告

4月1日 ブライアン・ルイス&ローラ・ケネディ リサイタル

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4月2日~4日 ブライアン・ルイス ミュージックキャンプ

1日に行われたリサイタルは昨年に増して、ブライアンの音がより輝いていました。ローラの伴奏も相変わらずキレと反応がよく、今回私は受付ロビーで仕事をしながらスピーカーから流れる音を聴いていたのですが、最後のアンコールのみ袖で聴くことができ、いつもながら感じる心温まるスズキトーンでした。しかし去年に増して大きくなってたな~おなかに抱き着いたら腕が背中に届かないぐらいに♫

リサイタル後、生徒たちのグループレッスンをブライアンが行い(下は3歳のリズム~高校生・大人の上級生)レッスンで生徒たちの音がみるみる変わってくるのを感じられ、指導者として驚嘆と興奮を覚えました。いやーすごいわ。生徒たちもブライアンの子供たちの心理を突いた楽しいレッスンで充実した時間を過ごせたと思います。これはその時間と場を共有できた生徒だけが味わえる醍醐味です。

*ブライアンとローラの経歴は上のプログラムをご覧ください。

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2日目は午前中にマスタークラス、午後からミュージックキャンプが始まりました。マスタークラスも上級生の子が対象でしたが、それぞれよく弾く子たちがさらに伸びるレッスンで、指導者として勉強になり、目からうろこと終始笑いの楽しいレッスンでした。グループレッスンも前日と同様素晴らしかったです。

ミュージックキャンプへは地元神戸のほかに四国、東海、関東、九州から総勢70名ほどが参加しました。今回のキャンプは神戸の船井先生、徳島の大久保先生による主催。講師としてブライアン・ルイス、ピアニストのローラ・ケネディ、徳島の大久保先生、東海地区の林節子先生、大野佳子先生、伊藤達哉先生、がそれぞれ受け持ちのクラスを指導しました。他地区からも先生が応援に駆け付けてくださいました。

宿泊場所は六甲山のYMCA。みなで同じご飯を食べ、同じ屋根の下音楽三昧の3日間でした。

キャンプ2日目の夜はパーティーで、指導者による面白楽しいパフォーマンスを行い、皆で親睦を深めました。

他地区から一堂に集まり、皆が一つのことを一緒に学び、それぞれが共有した時間はかけがえのないものであったと思います。いつも思うことですがこのようなキャンプで(夏期学校含め)子供たちには「環境の子なり」「皆で育ち、育ちあう」ということがいかに大切かと感じました。それはスズキで育った大人たちが与えることができる最大の子供たちへのプレゼントだと思います。与えることができるのは、以前に大人たちもそれを経験し受け取っているからです。それは鈴木先生から受け取りました。

今回の経験を得て、脈々とつながるスズキの流れを次に与えていきたいと思う今日この頃です。

船井先生、そして裏で支えてくださった神戸山手支部のスタッフの方々、本当にありがとうございました。

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2015年 合宿

今年も合宿お疲れ様でした。

ひるがの高原の都会とは違った空気の中、のびのびと過ごせましたね。

写真は会員専用ページでご覧になれます。

来年もひるがの高原で行う予定です。決まり次第お知らせいたします。