4月3~5日にかけて、淡路島にて”ブライアン・ルイス ミュージックキャンプ イン 淡路”が開催されました。
連日天気にも恵まれ、また最高のロケーションにてブライアン先生を中心にレッスンを受ける音楽三昧の3日間を過ごすことができました。指導者も各地区より数名参加し、各自クラス別に指導を行いました。
ブライアン先生は「子供たちに愛情を注ぐ太陽のような存在」だと思います。グループレッスンが始まりブライアン先生が音を出すと皆イキイキと全身をいっぱいに使って演奏します。まだヴァイオリンを持ち始めた初歩の子から上級生まで一緒にレッスンを受けますが、だれも飽きず最後まで楽しく集中してレッスンを受けています。まさにブライアンマジックです。また、指導者も一緒にレッスンを受けますが、我々も本当に楽しくて童心に戻ったような気がしました。
続くクラス別レッスンでは各指導者がクラス別に分かれ、それぞれのクラスの課題曲をレッスンします。ブライアン先生は上級生クラスで、難しい曲を丁寧にそしてアカデミックに指導されていました。また故ドロシー・ディレイ先生のレッスンの思い出をお話しくださり、音楽への向き合い方やヴァイオリンを弾くことはどういうことなのかを伝えてくださいました。
初日と3日目の午前中までこのようなレッスンが続き、最終日の午後、お別れコンサートが行われます。その模様の動画を少しですがアップしました。以下からご覧ください。
演奏後名残惜しくもお別れの時間になり、皆先生を取り囲んでのサイン会。長蛇の列で皆の教本やケースに先生のサインをもらって一言コメントをもらって…今回参加できた生徒たちは素敵な思い出ができましたね。
ブライアン先生は、子供のころ日本の松本に来て鈴木先生のレッスンを受けた際の感動を子供たちに伝えたいと話していました。過去の鈴木先生の子供たちへのレッスン映像にも子供たちが本当に楽しくイキイキと演奏していました。日本発祥のスズキ・メソードが海外にも広まり、海外の先生が鈴木先生のレッスンを受けた経験をもとに日本の生徒をレッスンしている…まさにスズキはグローバルです。次回機会があれば皆さんもぜひ参加して体験してみてください!
最後に、神戸の船井先生はじめスタッフのお母様方には大変お世話になりました。準備も含めこのキャンプを企画してくださり関わってくださった皆さまに感謝申し上げます。
☆ブライアン・ルイス先生プロフィール (スズキ・メソード世界大会より抜粋)
4歳の時にエレノア・アレンの生徒としてヴァイオリンを習い始め、母アリス・ジョイ・ルイスの指示でオタワ・スズキ弦楽プログラムに参加。後に、チベリウス・クラウスナーのもとで学ぶ。2度にわたり日本を訪れ、松本の才能教育研究会で鈴木鎮一先生に師事した。ジュリアード音楽院ではドロシー・ディレイ、川崎雅夫、ヒョー・カンに師事し、音楽の学士号と修士号を取得した。
若手芸術家の育成に献身的に関わり、世代を代表するヴァイオリン指導者として、いち早く世に知られることになった。自身がヴァイオリン科教授を務めるテキサス大学では、弦楽と教育法のデビッド・アンド・メアリー・ウィントン・グリーン講座を担当。また、ニューヨークのジュリアード音楽院におけるヴァイオリン研究のスターリング=ディレイ・シンポジウム芸術監督、ヒューストンのリバーオークス室内合奏団コンサートマスター、カンザス州のブライアン・ルイス・ヤングアーティストプログラムの芸術監督を務める。テキサス・ピアノ四重奏団の創立メンバーであり、バトラー音楽学校のスターリング優秀ヴァイオリニストシリーズの芸術監督も務める。現イェール音楽学校客員教授。