夏期活動報告③

夏休みも終わり新学期が始まりましたね。夏休みはいろいろな思い出ができたでしょうか?活動報告③と題しまして、今回は私自身の夏の締めくくりをご紹介します。

毎年8月第4土曜日に長野県の日本アルプスの燕岳(つばくろだけ)の山荘でクラシックコンサートが行われております。

燕山荘クラシックコンサート

このコンサートは今年で33回を迎え、多くのお客さんが楽しみに上ってこられます。毎年この日だけは天候に恵まれるという「山の神様も音楽が好きなんですね」と燕山荘オーナーの赤沼さんが仰っていました。

このコンサートは松本のスズキ・メソード指導者養成所(スズキ・メソード音楽院)で学ぶ生徒たちを中心に毎年コンサートを行い今に続きます。その当時の音楽院は外国からの生徒も多く、鈴木先生と赤沼さんのはからいで日本での経験の一つとして行ったのが始まりだそうです。

さて、山登りですので演奏者も登山者同様みな自分の荷物を担いで山荘まで登ります。そして一泊し下ります。なにより赤沼さん自ら先導してペースを作ってくださり、途中の休憩で高所に対応するよう配慮くださります。

山の上は別世界、標高が2600メートル以上なので空気は地上より薄く、気温もぐっと下がり夜間は冬の装いでないと寒いです。ですが地上で味わうことのできない感動がたくさんあります。こればかりは文章力の無い私では表現できませんので写真をご覧ください。

楽器は?というと、途中まで荷物搬送用のリフトで安全に梱包しあげていただき、そこから山の歩荷隊による人力でこちらもかなり安全に注意して山荘まで上げていただきます。降りる際も同様です。

今年も無事下山でき、翌日からのレッスンが筋肉痛との戦いになりました。また来年、機会があれば参加したいと思います。赤沼さんはじめ燕山荘スタッフの皆様、そして演奏者メンバーの皆さま、お世話になりました。